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ホラー。本当にあった背筋が凍るtypoの話

ウェブの立ち上げといえば、

「DNSサーバーの設定」

ですよね。

ドメイン名とウェブサーバーとなるマシンのIPアドレスを紐付けるわけです。
その上でそこにワードプレスを設定したりして、ウェブサイトが公開されるという流れです。

その初歩のDNSの設定でやらかしました、凡ミスを。


例えるならば、IPアドレスの一部を

「117」

としなければならないところを

「177」

とtypoしたことに全く気が付かず、


「なぜ、無いはずのコンテンツが、それも他人さまのサイトが表示されてるのだ!!」
と、クライアントさんだけでなく、ホスティング会社まで巻き込み大騒ぎ。

何も表示されないならまだしも、間違ったIPアドレスが使用中だったために他人さまのコンテンツが表示されてしまったのです。


「え?おたくはIPアドレスを重複させて貸し出してるわけですか?一体どうなってますねん?おおん?」

となぜか関西弁が出てくる気持ちで、だけどあくまで丁寧に

「こちらの不勉強で・・・」

と書きつつも、こちらに非はないという気持ちも若干ありつつ、問い合わせました。

幸か不幸か、その日は金曜日の夕方。

詳細をお聞かせください、という返事をいただき土曜日を迎えました。


「仕方ないが週明けまで原因は分からずじまいか・・・」


と思いながらも、

「不穏な空気を感じる・・・。とりあえずもう一度調べよう」

と。


「自分が何かやらかしたかもしれない」という一抹の不安は、実は当初から薄〜く感じていました。こういう感覚ってだいたい合っているのですね。

ただ同時に、「IPアドレスを打ち間違える」ことは想像の範囲外でした。

まさか、3桁区切りで4つの数字を打ち間違えるなんて、思いもしません。


やっとの思いで、typoしたところを見つけたときには血の気が引きましたよ。

「穴があったら入りたい」

同時に、

「丁寧な文面で問い合わせメールを送ってて本当に良かった」

と心底思いました。

あのとき、気持ちに任せて高圧的なメールを送っていたら・・・と考えると背筋が凍ります。

文字というのは、想像以上に硬い印象があります。
ネガティブな文面であればあるほど、受け取る側はさらにキツイ印象を抱いてしまうもの。

リアルの人間さまにご迷惑をおかけして、応対の方に嫌な気持ちをさせるところでした。


・・・


typoっていうのは、

「typoしてました、テヘ(笑)」

というように、後で分かることがほとんどなんですよね。

自覚が無い分、探すのも一苦労。

インターネット関係で何かが起きると、

「不具合だ!ハッキングだ!」

と騒ぎたくなる昨今ですが、

落ち着いて対処するのが一番です、というお話でした。


たかがtypo、されどtypo。トホホ。