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Wordpressの投稿画面でどこまで入力させる?制限したほうが記事数稼げます。

何でもできるというのは、裏返してみると

何にもできない

ということと一緒です。


CMSの一つであるワードプレスの売りとして、

「ユーザーが直接更新できる」

ということがよく言われます。

これはその通りで、こまめな更新がエンドユーザーさんにとって有益であり、そのためには業務に通じてる方が直接更新してしまうのが、手っ取り早いという話ですね。

そのため、例えばウェブ制作会社さんのセールスポイントとしても聞かれる言葉です。

エンドユーザーさんからしてみれば、ワープロ感覚。
何でも自由きままのイメージがあるから、レイアウトなどが少しでも思い通りにならないと、

「諦めて記事投稿自体をやめてしまう」

そういうことが起きます。


一方でウェブ技術者の感覚でいうと、ちょっと違います。

「あくまでHTMLとCSSというハコの中での自由」

という条件付きの自由。

これを知っているから、ユーザーが求める「自由さ」を叶えてあげようと努力する
話を時々耳にしますが、やめたほうがいいです。


それよりも、あえて制限を設けることをおすすめします。

例えば、ワードプレスの投稿画面から入力できるのは
・文章だけ
・文章と写真だけ
・文章と、写真と、引用部分まで
・文字は大きさと色だけ変えられる


「これ以外の何かを(例えば段組みや表など)入力したくなった時は、ご相談してくださいね」

と一声かけておいたほうが、お互いに時間を無駄にせずにすみます。


・「できる」と言って出来ないとクレームになるが、前もって制限しておけばクレームではなく「相談」になる。
・エンドユーザーさんは出来ないことに悩まなくていい。無駄な時間を取られなくて済む。
・制作会社さんは都度サポートフィーを積み重ねることができる。
・何より、小さな連絡を積み重ねることで関係性が生まれる

「困ったときのよき相談相手」になることが、双方にとって有益だと思いませんか?

エンドユーザーさんには、ワードプレスで悩む時間を割り切って捨てて、本来業務に費やして欲しいと思います。

最近ではスマホとPCの見た目の差異を投稿画面上でどうにか整えようとする、
なんて言う努力もあるそうですが、それこそ時間の無駄です。

「投稿画面で入力したり編集できるのは、ここまでです」

というふうに、あらかじめ線引をしておきましょう。

一番大切なのは、記事そのものを投稿し積み重ねるということ。

見た目にとらわれている場合ではありません。


記事投稿を日々重ねて、前に進んでいただくためにも、

「自由とは本当の自由ではない」

ことを伝えましょう。